全国盲ろう者団体連絡協議会メールマガジン第49号
2021年2月15日発行
全国盲ろう者団体連絡協議会(以下、「連絡協議会」という)
目次
1.会長からのメッセージ
会長 大杉 勝則
コロナ禍が続いている中、みなさんいかがお過ごしですか?
まだ緊急事態宣言が解除されていない地域や、少しずつ落ち着いてきている地域もありますね。
でも油断しないで、マスク着用、アルコール消毒、3密を避ける等、心掛けて過ごしていきましょう。
みなさん、全国盲ろう者大会が2021年度も中止になってしまいました。 2年続けて全国の仲間と会えなくなり、本当にがっかりしますね。
いつコロナが終息するのか、ワクチン接種もいつから始まるのか、全く見当がつきません。
このような社会の状況では !盲ろう者、支援者等、参加者の安全をまず確保する必要があることから、大会中止は、やむをえないと考えます。
2022年度は、鳥取で開催することを予定していますので、それまで、健康維持に気をつけながら、コロナの暗い空気をやっつけていきましょう!
2.「裁判がIT化されるって?」
事務局長 庵 悟
現在,国において民事裁判手続等のIT化が検討されています。
例えば、AさんがBさんにお金を貸していて、期限までに返してもらえなかった時、Aさんが裁判を起こしたとします。Aさんが裁判を起こす立場(原告)、Bさんが裁判を起こされる立場(被告)になります。
政府はデジタル化を強く推進しようとしている中、裁判において、必要な書類をPDF化してインターネットで手続きを行うとか、原告と被告がわざわざ裁判所に行かなくてもオンラインでやれる様にする等が考えられています。
今後、国の方で民事訴訟法の改正等の審議が行われていく予定です。
盲ろう者をはじめとする障害者が原告または被告の立場になった時、不利益が生じないようにしなければなりません。
そこで、日本弁護士連合会(以下、日弁連)の人権擁護委員会では、 民事裁判手続がIT化された場合でも, 障がい者の司法アクセスが後退することのないようにするにはどのような手続上の配慮及び環境整備が必要なのか, 検討がなされています。
昨年(2020年)の夏、障害者関係団体にアンケートが実施され、全国盲ろう者協会も盲ろう者の立場で回答を提出しました。
基本的には、盲ろう者の場合、裁判における手続きや裁判所での様々な場面において、通訳・介助員による支援が必要なこと、インターネットやメールができる盲ろう者にはその持っているスキルやニーズに応じた配慮が必要であるという立場で回答しました。
このほど、そのアンケート結果が公表されました。関心おかる方は、ネットで「民事裁判手続のIT化に関する障がい当事者等団体アンケート結果」を検索すると、データをダウンロードすることができます。
日弁連ではこの調査結果をふまえて、国に要望していく予定です。近々国の方でも障害者関係団体へのヒアリングが予定されているとのことです。
今後、盲ろう者の立場でこの動きを注目したいと思います。
3.2020オリンピック聖火リレー特報
昨年2月発行のメルマガで紹介しました6名の盲ろう聖火ランナーが走行する日程を以下の通りに再度お知らせします。
ぜひ、ご声援ください。
1 稲葉哲也(愛媛・全盲難聴)
4月22日(木)・愛媛県内
2 大杉勝則(広島・全盲ろう)
5月17日(月)・広島県内
3 今本由紀(鳥取・弱視ろう)
5月22日(土)・鳥取県内
4 中田鈴子(京都・弱視ろう)
5月26日(水)・京都府内
5 九曜 弘次郎(富山・全盲難聴)
6月2日(水)・富山県内
6 當山良一(東京・弱視難聴)
7月12日(月)・東京都内
≪ランナーからのコメント≫
「感謝とエール」
稲葉 哲也
聖火リレーが1年延期になり私自身はとてもよかったと解釈しております。
もしこれが昨年でしたらおそらくあっというまのできごとで終わっていたんだろうなあと思っています。
それがこの1年これまでの人生でいろいろな人にめぐり合い助けられてきた方々に改めて感謝を伝えられたことそして選ばれたことによってより多くの知らない方々と出会い繋がれたことを心より感謝です。
4.みんなの広場
三重の平川英幸(ひらかわひでゆき)です。
三重盲ろう者きらりの会に入会している弱視ろうです。
去年、夢が叶えたことがいくつかありました。
3年前、千葉県で開催した全国盲ろう者大会で彼女に会い、交際とデートを重ね、去年結婚しました。
デフブラインドファミリーで楽しい夫婦生活を過ごしています。
盲ろう者になってからの夢だった工夫をやってみました。
盲ろう者のために工夫しながら、便利な道具を100円ショップで購入しています。
飲み薬をよく落として無くしているのでトレイを使っています。
割れ物食器を破れないプラスチック製の食器に替えています。
工夫したお陰で前の生活より、便利になりました。
マラソンを始めてから今年でマラソン歴8年目になりました。
三重県に視覚障がい者マラソンクラブが無いため、名古屋と大阪の視覚障がい者マラソン練習会にたまに参加していました。
長い日を経て、去年の1月4日に三重DBGランナーズを設立することができて、嬉しかった。
今秋に開催予定の三重とこわか大会のフライングディスク競技に出場できるのが夢です。
誰でも夢は叶えますね。
やりたいことがあれば、やる。
あといくつかの夢があります。
1日も早く夢が叶えるように頑張りたいと思います。
5.編集後記
メルマガ49号編集担当 古川 竜一郎
令和3年になって初めてのメルマガですね。
皆さま、本年もよろしくお願いします。
大杉会長からも報告があった通り来年度の全国盲ろう者大会が中止になりとても残念な気持ちです。
また、東京オリンピック、パラリンピックが予定通り今年に開催されると世界から選手をはじめ関係スタッフ、応援の方が日本に来られるとコロナ感染拡大しないか?心配ですね。
あっ、本メルマガから「みんなの広場」を設けています。
皆さんに、楽しく読んでいただけるような紙面にしていきたいと思いますのでぜひ、以下の連絡先に投稿してくださいね。
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【発行】
全国盲ろう者団体連絡協議会